入社理由と現在の仕事
明確なルールのもと、地道に現場を支える
アパレル業界に興味があったことに加え、 業務ルールが明確で、細かく管理ができる安定した環境を重視した結果、当社の営業事務に飛び込みました。 現在は大手カジュアルブランドなどのお客様を担当しています。
主な業務は、受注に対する確認作業や仕入れ先への手配、スケジュール管理など、地道ながらも確実な事務作業です。 細かな管理とサポートを通じて、アパレル現場を支える「縁の下の力持ち」として働いています。
苦労したこと
コロナ禍のロックダウン!6ヶ月に及ぶ生産危機
ある大口のお客様の下げ札は、当社の上海法人(吉岡服飾(上海)有限公司)で印字作業をしていました。 ところが、コロナ禍で上海がロックダウンしてしまい、現場スタッフが出勤できず、 出荷が完全にストップしてしまったのが、本当に大変だった経験です。 お客様からの発注は続くのに、上海では作業ができない。 そこで急遽、東京本部の印字部で対応しましたが、すぐに社内キャパシティの限界がきてしまいました。
「これは何とかしないと!」という一心で、様々な会社と縁がある弊社の強みを生かし、 普段はお願いしていない会社様とも連携をし、上海分の不足を補うことができました。 協力会社様も大変な状況でしたが、約6ヶ月近く、分納や納期調整に協力し続けてくださいました。 みんなが辛い状況だと分かっていたからこそ、「絶対に納期を止めない」という気持ちが強かったです。 この危機を乗り越えて、困った時にこそ支えてくれる社外ネットワークの心強さと、粘り強くやり抜くことの大切さを、改めて深く実感しました。
主体的に動いたこと
効率化を推進、営業事務の立場から課題解決
昔からお取引のあるお客様の中には、FAXでの発注が多い方もいます。 その際、印字部から「紙の発注書をデータ化するのに時間がかかる」という課題が上がっていました。 そこで社内の新しい共通フォーマットをベースに、お客様別にカスタマイズしたExcel発注書を提案する動きを主導しました。
印字部データ推進課と連携しながら、お客様に合わせてレイアウトを構成。 意識したのは、あくまでお客様が求めている形に寄り添った発注書に変えることです。 この姿勢こそが、営業事務の立ち位置だと考えています。
意識していること
現場を理解し、先回りしてサポートする
連携する他部署がどういう動きを求めているのかを常に確認しながら動くことです。 同じ情報でも、部署によって一番やりやすい進め方や必要な形式が違うので、 積極的に質問して現場を深く理解してからお客様対応をするようにしています。 また「お客様の手間を減らす」サポートも欠かせません。
受注数量が多いお客様には当社のオンライン発注システムをおすすめしたり、 一方で発注のサポートが必要なお客様にはこちらから発注書を用意するなど、 現場を理解して、常に一歩先回りすることで、全体の効率アップを進めています。 これからは、営業事務の立場からもっと業務改善を進めるため、 Excelスキルやマクロを勉強し、簡易的なシステムを自分で作れるようになるのが今の目標です。
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